私の家族は会計業界と縁が深いです。

・父:大阪で税理士法人を経営。私が幼少の頃から事務所経営者として朝から晩まで、そして土日も働いている印象で、子供の頃に遊んだ記憶は殆どありません

・母:税理士登録はしていないが、全科目合格者。時々事務所の手伝いをしていた記憶がうっすらとあります

・弟(4人兄弟の3番目):現在、大阪の税理士法人に勤務(父の事務所とは違う)。4科目合格。最近子供が生まれたが、仕事もハードにこなしていると聞いています。

・私(4人兄弟の長男):大学卒業後に、大阪で監査法人に勤務。その後コンサルティング会社を経て、現在はfreee株式会社でCPOとして会計業界に携わらせて頂いています


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さて、前回はfreeeとアドバイザーの皆様の関係を以下のように整理してお伝えしました。

・freee: クラウド技術で「自動的」に情報を収集し適切に「可視化」するインフラ
・アドバイザーの皆様: 可視化された情報に基づき経営者の「意思決定を支援」する


ではそれが実現した世界では、どのような働き方になっているのでしょうか?
今回は会計事務所さん(武地家)を事例に想像していきます。

その前提として、freeeが活用している「クラウド技術」がアドバイザーの皆様に与えるメリットは何なのでしょうか?

クラウドのメリット




クラウドとはインターネットを経由してサービス提供できることです。そのため、「いつでも」「どこでも」「だれでも」使うことができます。

このシンプルなメリットが、想像以上に大きな価値をもたらします。



では会計事務所の皆様の働き方はどのように変わるのでしょうか?

これまで これから
武地の母
(事務職員様)

週5日8時間、同じ時間・場所(=事務所)に拘束される
・4人兄弟がいようと、事務所に行って作業が必要

作業量の上限が決まっているため、報酬が上がらない

働く時間・場所を問わない。プライベートの状況により働き方を変えられれる  
・結婚/出産/育児/介護等の事情があっても働き続けられる

仕事は本人のやる気次第でどんどん増やせるので、報酬アップが可能

武地の弟
(営業担当様)

移動時間が多い
・資料取りに/作業のために
 事務所が起点に

顧問先との連絡が煩雑
・繋がらない
・証憑が手元になく、
 話がかみ合わない

移動や情報収集コストを最小化できる
 ・直行・直帰が原則

顧問先と向き合う時間が増やせる

自分磨きに時間を使える
・試験勉強
・新たな専門分野創出
・顧客開拓

結果としてチャンスが広がる

武地の父
(所長様)

労働集約型で、給与の上限がある

離職率が高く、採用にも苦労

1人当たりの報酬を上げられる

従業員満足度が高く、離職率が低い



特に働き方改革や労働力不足が叫ばれる昨今、クラウドは労働環境の改善に大きく貢献します。特に最近では離職に悩まれているアドバイザー様の声を一段とお伺いするようになりましたが、離職のうちの75%以上は在宅勤務可能であれば阻止しうる、というデータもあります。


<就業希望者における前職離職理由(女性) 出典: 総務省




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実は働く環境だけではなく、クラウド技術の活用は生産性向上(1人当たり付加価値)、そして1人あたり報酬アップに繋がっていくものです。

次回は、クラウド技術の活用で生産性と職員様の報酬を上げておられるアドバイザー様の事例を紹介したいと考えていまます。




                                             ※第1回はこちら