IT導入補助金・クラウドの活用で業務効率化を実現
月の残業時間は従来対比1/2の16時間に
~事務所求人に応募殺到で、人材難とも無縁の事務所経営とは~

IT導入補助金・クラウドの活用で業務効率化を実現。月の残業時間は従来対比1/2の16時間に。
~事務所求人に応募殺到で、人材難とも無縁の事務所経営の理由とは~
野口五丈公認会計士事務所
公認会計士
野口 五丈 氏

昨年大好評を博した、経産省主導によるIT導入補助金。中小企業・小規模事業者を対象に、ITツール導入経費の一部を補助することで生産性向上を目指すものだ。
このIT導入補助金、今年はなんと予算額が約5倍、対象企業も約10倍とバージョンアップ。
会計事務所にとっても新しい試みを行う千載一遇のチャンスということで、昨年同補助金を活用してクラウド化を推進した野口五丈氏にそのメリットと成果についてお伺いした。

IT導入補助金導入により、記帳代行業務が半減、手頃な価格設定が可能に。残業時間削減でスタッフのモチベーションも向上。

昨年の補助金を活用してクラウド化を一気に進められたと思いますが、クライアントの支援にどのようにつながっていると感じていらっしゃいますか?

まず、自動仕訳機能によって入力作業が非常に簡単になりました。弊社では300社のクライアントがいますが、その半分ほどは自計化を進めていて、企業内部で入力作業をしています。freeeが登場して、素人でもわかりやすいUI(ユーザーインターフェース)になったので、これまで自計化に尻込みをしていた方でも、「自分でもやれそうだ」とハードルが確実に下がってきていますよ。

なるほど。会計事務所の仕事のやり方にも変化は生じていますか?

はい。記帳代行業務の効率化も実現されていて、体感では、従来のソフトの半分くらいの作業量で済んでいるのではないかと思います。その分、顧問料もお安くできて、クライアントにも価値を還元できますし、スタッフの残業時間も減りました。

税理士資格を目指して働いている若い方もいらっしゃると聞きますから、残業が減るのはモチベーションも高まるでしょうね。

はい。うちでも今、3名が税理士を目指してがんばっています。統計で見ると、2017年の会計事務所業界の平均残業時間は正社員1人当たり月35時間で、1~3月の繁忙期になると月80時間にもなるんですね。それが弊社では月16時間、繁忙期でも月30時間程度でしたから、雲泥の差です。子育て中のスタッフからも「仕事と両立しやすい」と好評なんですよ。単に残業が減っただけでなく、クラウドソフトなら自宅のPCからもログインできて仕事ができるので、子どもさんが急に熱を出したというときにもかなり柔軟に対応できますから。

野口五丈公認会計士事務所 野口 五丈 氏 (公認会計士)

申告ソフトもクラウドで「いつでもどこでも」確認、移動コストを削減。会計ソフトと連携で更に効率化が可能に。

柔軟な働き方を応援できるのもクラウドの強みですね。その他に、クラウドであることの恩恵はありますか?

昨年のIT導入補助金のときに「クラウド申告freee」を導入したんですが、そのおかげで、スタッフだけでなく私自身も出先から書類の確認ができるようになって、非常に助かっています。その前までは別の申告ソフトを使っていたので、事務所にいちいち帰らないと確認できなかったんです。この「いつでもどこでも」というのが、移動にかかる時間を削減できて素晴らしいですよね。それと、freeeは会計ソフトと申告ソフトが連携しているのもとても便利。

freeeはIT導入補助金と同時期に、会計事務所からいただく紙の領収書をデータ化しfreeeに取り込むサービスをはじめました。これにより自動記帳を最大限に活用できるようになります。データ化サービスはこれまで通帳のみを対象としていましたが、そちらは活用いただいておりましたか?

残念ながら、通帳データ化サービスは活用していません。というのも、うちのクライアントはほぼインターネットバンキングを使われているので、そのサービスを使わなくとも銀行口座はfreeeで同期できてしまうんです。でも、今年は領収書データ化サービスをぜひ使ってみたいです。紙の領収書を手で打ち込む作業が減らせると、さらに効率がよくなりますよね。

freeeのサービスパックでは、導入支援担当者による個別サポートも万全ですから、ぜひご活用ください。

【ご参考】 freee申請予定のIT導入補助金適用サービスパック

IT導入補助金サービスパック

採用難のこのご時世に応募が殺到?

クラウド会計ソフトによる恩恵はたくさんあるんですが、じつは私が今すごく実感しているのが、事務所のブランディングなんです。「クラウド会計に特化した事務所」と謳うようになってから、採用が非常にスムーズなんですよ。

えっ? 今、とくに会計業界は採用難ということでみなさんお困りですが……。

それが弊社では完全に買い手市場なんです。募集すると、すごい応募があって。

「クラウド会計をやってみたい」という方たちがいらっしゃるんですか?

そう。多いのは、やっぱり若い方です。20~30代前半でこれから会計業界で人生を切り拓こうと考えている方。そういう方たちが将来のことを考えると、もはやクラウド会計は当たり前という考え方なんですね。そんな中、採用においても「クラウド特化」と謳っている事務所はまだ少ないので、弊社に応募が殺到するんだろうと考えています。履歴書に「クラウド会計」という文字がない時点でふるいにかけないといけない状況です(笑)。

それは驚きですね。そういえば、野口さんの事務所では昨年よりスタッフさんが増えているような。

はい。以前、8名だったのが現在は11名になり、1年で3名も増えました。今年のIT導入補助金によってさらに仕事が増えるでしょうから、優秀なスタッフに恵まれるのはありがたい限りです。

ありがとうございます(笑)。では最後に、今後の事務所の展望について教えてください。

現状、freeeのおかげで入力作業は4名のパートさんだけで賄えてしまうので、フルタイムで働いているスタッフはクライアントへのアドバイザー業務にほぼ専念できる状態になっています。われわれが本来やるべき業務――税金や資金繰り、経営の相談といったところにきちんと力を割くことができるようになった。今後はこうした状況を活かして、デューデリジェンスや株価算定、あるいは資金調達など、コンサルティング業務をもっと増やしていきたいと考えています。クライアントには付加価値の高いサービスを提供し、スタッフ自身も満足度の高い仕事をおこなって、まさに「お互いに成長していける環境」をもっともっと生み出していきたいなと思っています。

素晴らしいですね。本日はどうもありがとうございました。

野口五丈公認会計士事務所の皆様

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freee5つ星認定アドバイザー(freee導入件数全国トップクラス) スタートアップ・ベンチャー企業の支援に特化した会計事務所。会社と共に成長することをモットーとし、節税だけでなく、クラウド会計支援やベンチャーキャピタルからの資金調達、補助金申請支援(創業補助金、ものづくり補助金)が強み。